アトリエびりーぶ

マイペースでゆったりと育った息子は、親と別れた幼稚園での初めての集団生活に戸惑い、なかなか馴染めず、多くのお子さんも経験する"幼稚園に行きたくない病"で、毎日大変でした。そんな中、通っていた園を会場として開催されていた「アトリエびりーぶ」を知り、自由に自分のペースで物づくりが出来るというところが、息子に合っているように思い、幼稚園に慣れ、安心できる環境を作る一つとして、体験させてみることにしました。

それが、「アトリエびりーぶ（信海先生）」との、私と息子の出会いになります。

参加させてみると、作品自体は、なかなか形にならず、色も少なく、白一色のものばかりでしたが、「アトリエびりーぶは、楽しい！」と言う息子の言葉から、作られた物の結果ではなく、教材選びから物の作成まで、自分のペースで自由に好きなことができるその空間こそが大切で、息子の園生活の中で、とても大切な空間になっていたと思います。

目を輝かせ集中し、楽しそうに手を動かしている息子を見ると、親である私も安心し、嬉しい気持ちになったことを思いだします。また作品や作品を作る過程を通して見える、目には見えない息子の心の様子や成長について、信海先生からのアドバイスがとても参考になり、ありがたく、先生とお話しするたびに私も元気をもらっていました。

幼稚園生、小学生と「アトリエびりーぶ」に参加していた息子も中学生になり、今では、私のわからない難しそうな模型や機械の組み立てなどを楽しそうにやっています。今でも「アトリエびりーぶ」について聞くと「アトリエびりーぶは、楽しい」と即答です。

画材と場所だけ用意してくれて、指導はせず、見守ってもらえるような創作活動教室があったらいいなと考えていたところに偶然の出会いでした。子どもの感性のまま表現できて、指導や評価をしない場所を探していたので、とても嬉しかったです。母親としては表現できる場所があるだけでもよかったのですが、「アトリエびりーぶ」さんでは作品から子どもの心理状況を知ることまでできるので、とても助かっています。
小学生の長男は、元々自分の頭の中のイメージを創作活動を通して形にする作業は好きで、通い出した当初から集中して活動していました。最近は疲れていたり気分が乗らないという理由で活動しない時間も出てきました。長男が自分の意志で「やらない」と決めて行動するようになり、普通の教室の先生ならばどうにかしてやらせようとすると思いますが、アトリエびりーぶでは、やらないという選択も尊重してもらえます。長男の精神的な成長の過程をじっくり見守ってもらえることは、母親としてとても心強いです。

次男についてですが、心身共に大きく成長しました。長男と比較するとあまりじっくり創作活動に集中する性格ではないと思っていましたが、この一年で使う画材や色が変化して、集中する時間も多くなりました。アトリエびりーぶに通い出して、自分の気持ちを言葉や行動でしっかりと伝えるようになりました。ただ泣きわめくのではなくて、「僕はこうしたいんだ。これはイヤだ」と言ってくるようになりました。アトリエびりーぶに参加している時間だけではなく、自宅でも自宅にある様々なモノ(粘土やブロック、マジックやクレヨンなど)で創作活動をするようになり、自分自身で感情をコントロールすることを自然と学んだのかもしれません。
アトリエびりーぶに子どもたちを通わせて一番成長できたのは、母親である私かもしれません。毎回先生といろんなお話をさせて頂いて、たくさんの気づきがありました。「子ども自身のやらないという選択も尊重します」という言葉がとても印象に残っています。子どもをありのままに見守るというのは、簡単なようでとても難しいです。そうありたいと願っていても、どう行動したらよいか分からないことが多いです。そんなときに、先生のアドバイスがとても参考になりました。
これからも親子で楽しく、アトリエびりーぶにお世話になりたいと思っています。

アトリエびりーぶには、駅に置いてある広告を見て入会しました。
子供が何か製作したりするのが好きなので、毎回楽しみにしています。
以前は、機嫌が悪くなったりすると、なかなか立ち直れずにいましたが、最近はさっと気持ちを入れ替えることができるようになってきました。
私自身も子育てに頭がガチガチになっているところもありましたが、先生とお話しさせていただいて、もっと肩の力を抜こうと思えるようになりました。
親子共々これからもお世話になりたいと思っています。